DIGITABLE 第83回勉強会レポート
DIGITABLE 第83回勉強会レポート
2015 年3 月21 日 於:江東区森下文化センター 第一研修室
Digitable 基礎講座RAW 現像ソフトPhotoshop Camera RAW/ 最新デジタルレビュー:高木大輔講師
参加 者全員による“ライト二ングトーク”(持ち時間3 分)
Photoshop 研究講座「ポジフィルムのデジカメ複写」:平野正志 講師
DIGITABLE 写真技術勉強会(HOME) https://www.digitable.info
Digitable 基礎講座2014 第10 回 高木大輔講師
Photoshop CAMERA RAW によるRAW 画像処理
2014 年度基礎講座の最終回。
仕事柄ブラシやグラデ―ションを利用した部分補正を多用する筆者にとっては、Camera RAW の「補正ブラシ」や「段階フィルター」を使用してRAW 調整の段階で解消できることは大きなメリットだ。またPhotoshopCC に搭載されたCamera Raw 8 からは、スマートオブジェクトで開けば、画像を展開したあとでもいつでもCamera RAW に戻ってRAW 段階の調整をやり直すことが可能になった。従来画像の最終調整やレタッチ工程の前にRAW 現像を完了していなければならなかったのだが、これは画期的なことだ。
■「基本補正パネル」では「露光量」から補正するとよいだろう。各項⽬を⾏きつ戻りつすることなく、上から順に調整すればよいので、ストレスなく⼿早く補正が終了する。
■明瞭度ではオリジナル画像の明るさがあまり変わらないまま、中間調のコントラストを調整して画像をくっきりさせることが出来る。やや印象の弱い被写体をくっきりさせたいとき、逆にはっきりし過ぎて硬い感じを、やわらかく優しい雰囲気に仕上げることが出来る。
段階フィルターの適用画面
■レンズ補正では主要レンズに関するプロファイルが用意され、各レンズに最適化された補正が自動的に行われる。
■カメラキャリブレーションでは、絵作りの色調が変わり、作品作りのフローが変わってくる。通常はAdobeStandrad でよいだろうが、風景などではLandscape を選んだほうが良い場合が多いかもしれない。…(後略)
CameraRAW87 レンズ補正の画面
デジタ ルレビュー:HD ビデオの構図につい て (仕事の実例を紹介しながら)写真よりさらにワイドなHDサイズ(16:9)のビデオ画面では、構図のとり方に一工夫、二工夫が必要だ…(後略)
*******************************************************************
DIGITABLE 写真技術勉強会 不許複製(C) Digitable.info. 20140517 All Rights Reserved
*******************************************************************
参加者全員による“ライトニングトーク”(一人3 分)
YM 会員:転職を機に色彩検定にTRY 中
YK 会員:iPad でのスライドショー作りに初挑戦!
EW 同人:ファーレンでの世界ノルディックスキー選手権
撮影秘話、あれこれ
SKM 会員:大学同窓会の記念CD 作成等
HC 会員:雪の北陸紀行、ビデオとカニも
NY 会員:写真の素晴らしさ!写真は時空をこえて脳が捉え
るのだ
ST 会員:台湾撮影紀行 奇岩が印象的
IS 会員:確定申告に追われ作品なし!来月は必ず…
IF 会員:モノクロプリントの用紙比較検討
EU 会員:EU 方式(ブログ参照)での旧ポジ複写結果
TN 会員:スマートフォンによるモバイルフォトグラフィー
*******************************************************************
DIGITABLE 写真技術勉強会 不許複製(C) Digitable.info. 20140517 All Rights Reserved
*******************************************************************
Photoshop 研究講座 平野正志 講師
「ポジフィルムの保存をどうするか?」
フィルム写真のデジタルカメラでの複写保存を試してみた。
■カメラ保持器具を使用して、ライトボックス上に置かれたフィルムとを90ミリマクロレンズを使用して撮影した。
■スキャナーでの複写とどの程度の違いがあるか、画素数の違いはどうか、ISO感度の違いはなど試してみた。
■ISO感度の違いによる違いも確かめてみるが、シャッタースピードのリスク(感度が低くなればスローシャッターになってしまう)がどうしても解消できない。そこで、ストロボによる撮影を試みる。こちらはISO感度を低く抑えられ、スローシャッターによるブレの影響もない。
■オリジナルのポジフィルムは1999年に撮影、カメラはF4 で、フィルムはRDPⅡでの撮影。当時のレンズ性能もあり、感じるのはこの程度の解像度だったのかなーということに愕然とした。半切程度には何とかプリントできたはずと記憶しているが、今のデジカメのレンズのシャープさは格別、現在使用の24 - 70 ミリはナノコートの良いレンズで、当時のレンズとは比べものにならないが、使用中の35フルサイズのデジカメは確かに35 ミリフィルムをはるかに超えているようだというのが実感。…(後略)
今月の1 枚:EU 副会長方式のポジデュープ発表 ブログの記事も併読ください
*******************************************************************
DIGITABLE 写真技術勉強会 不許複製(C) Digitable.info. 20140517 All Rights Reserved
*******************************************************************