第66回勉強会レポート

2013年6月15日 於:江東区森下文化センター 第二研修室

Digitable 基礎講座2013 第3回 高木大輔講師
トーンカーブ①明るさの調整
■レベル補正の機能
Photoshop の「レベル補正」では、ヒストグラムの分布を見ながら、明るさの大まかな調整をすることが出来る。
レベル補正で明るさ補正を行うには、画像のレベル分布を見て左右への偏りが無くなるよう平均化していくのが考えやすい。

■S 字カーブと逆S 字カーブ
画像のコントラストをオリジナルから調整するには、実際には明部と暗部のポイントを折り返すように調整するケースが多い。
画像のコントラストを強調するにはS 字カーブ、コントラストを抑えるには逆S 字カーブとなる。
■トーンカーブでの明るさの調整
特定色域の選択での調整Photoshop 上での調整は[トーンカーブ]を使うのが王道だ。明るさ・色補正に関するすべての処理はトーンカーブで行えるといっても過言ではない。Photoshop での他の項目はそれぞれ専用の領域の専用ツールだが、トーンカーブはほぼ万能ツールといってよい。今月はまず明るさの調整の基本を理解しよう。

■「校正設定」の利用法
RGBモードのままでも、Photosopの「校正設定」を応用して、表示をモノクロモードに変換して作業すると理解しやすい。
その他、
■facebook の設定方法
■YOUTUBE へのアップロード方法
について解説した。

参加者全員による“ライト二ングトーク”
(各自持ち時間5 分)
TD講師:仕事の現場から、博物館での測量機器の撮影
ET会員:日本建築写真家協会展出品作のエピソード
狙った被写体現場での天候を加味した再撮談
CH会員:御嶽撮影会でのスナップ 水面の描写が美しい
NY会員:ポートレート撮影でオーラを発揮させる、“気!”
エネルギーが人を強くする?!
IM会員:実家を取り壊す前のメモリースナップ
父母への愛が感じられる
EY会員:過去のフィルム作品のアーカイヴ化に取り組む
効率上、カメラによる複写が有効では?の話
AY会員:Photoshopのクリエイティブクラウドの話題
試してみるしかない?
IF会員:初夏の八千穂高原その他の風景作品
KT会員:土浦近郊での蓮田、水田風景と、地デジ化を期に試しているnasneneの話題
MTさん:70年代アイビーカジュアルコレクションのムック本撮影に取り組んでいた。8/22発売とのこと


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Photoshop 研究講座 平野正志 講師
「感度とノイズ」
ISO感度をどこまで上げて写すことが可能かテストしてみる…。比較できるように同じ被写体を感度を変えて写してみて、拡大して表示、Photoshopの新旧バージョン及びニコンキャプチャーNXで検証してみた。

現在の高画質では元画像も大きくA4程度の拡大ではさほど極端な結果は現れないが、画面のピクセル等倍拡大で見ると変化しているのがよく分かる。

D300ベースでISO 3200のRAW データを用意する。RAW 現像でのノイズ除去などをテストする。
CS6ではCameraRAWのデフォルトのノイズ設定がなかなかよい歩留まりのように思える。

D800
ISO2万を超えると綺麗とは言い難いが、ISO6400 ではかなりきれいに粒状感を修正できる。実用感度の範囲ということだろうか。

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DIGITABLE写真技術勉強会(HOME) http://www.digitable.info
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