ポートフォリオ作品集

Portfolioという形で写真作品を発表しだしたのは、学校を卒業した20代半ばでしたから、すでに35年ほども昔の話になります。

当時はアナログ、それも印画紙はバライタ時代でしたから、同じ作品集を20冊ほど作るというのもなかなか大変な作業でした。バライタ印画紙がRCパーパーとなり、そのうちにコピー機でのコピー、パソコンでの印刷というように制作方法が変化すると、バライタ印画紙へのプリントと云った一枚一枚の写真を束ねて袋詰めしたような、ポートフォリオ形式から本の形に製本する形態となりました。

3月最新号はPortfolio No-58 「日々徒然に・・・」で、10年ほど前に富士フォトサロンでやった個展と同じような題名ですが、これも10年ほど前に作った「写真時代」同様に文章を主にしたポートフォリオとしています。

いつもはほとんどを写真で埋めた作品集ですが、今回は写真を削ってゆくうちに25点ほどとなり、文章は1115ページという結果になりました。
一つ作りあげると、さて次は何を作ろうかという思いがわいてきます。年一・二冊のペースで、もうすぐ自分の年齢を追い越しそうです。
H講師