今月の一冊
エド バン デル エルスケンと云う写真家がいる。初めての出会いは「スイートライフ」と云う写真集で学生時代にさかのぼるが、東京写真専門学校が発行したものだった。その後2度ほど学校にご本人が訪れた際、お会いした事がある、小柄な人だった記憶が残っているが、古本屋めぐりをするうちに数冊の写真集も手にすることになる。「レフトバンクの恋」、「ワンスアップオンアタイム」「日本だった&After」「BAGARA」「アフリカ」などだが、今回「PARIJS!」と云う写真集を手にする。花のマークがある独特のサイン入りだった。撮影年代は1950-1954と云うから自分が生まれた頃の話しだが、当時のパリの風物、人々などの写真と共にレフトバンクの恋の数点も掲載されている。ビデオ作家だった作者はすでに故人だが、死に至るまでの時間をビデオに残しNHKで放映された記憶もある。
H講師
2012年7月20日