DIGITABLE 第96 回勉強会レポート
DIGITABLE 第96 回勉強会レポート
2016 年6 月18 日 於:江東区亀戸文化センター 第3 会研修室
SILKYPIX でのトーンカーブ調整、フローティングウィンドウでこんなに大きくして作業できる
Digitable 基礎講座「トーンカーブの実際/SILKYPIX でのトーンカーブ」:高木大輔講師
参加 者全員による“ライト二ングトーク”
シグマdp3 検証:伊東会員、永冨会員、遠藤副代表、平野講師
Photoshop 研究講座「写真集を作ろう②」:平野正志講師
DIGITABLE 写真技術勉強会(HOME) http://www.digitable.info
DIGITABLE2016 デジタルフォト基礎講座 第3 回
トーンカーブの実際/SILKYPIX でのトーンカーブ: 高木大輔講師
シャドウ、ハイライトのトーンの調整や、コントラストの調整、色かぶりの調整など、階調補正の代表的な作例を詳しく紹介した。
■トーンカーブを使って画像の調整を行うことは、カーブの曲線を変えるだけの簡単な操作だ。しかしカーブの傾斜や向きによって調整の結果は大きく異なる。モノクロとカラーの同じ画像を並べて、トーンカーブの効果がどのようにあらわれるか比較した。
>■シャドウやハイライト、色かぶりなどの調整はコンポジットチャンネルだけでは調整しきれない。大幅な調整が必要な場合には各色チャンネルにも調整を加えて、黒くつぶれかけたシャドウや白とびしそうなハイライト部分の色を再現することができる。
■ PhotoshopCC の新機能であるCameraRAW フィルターを使った調整と比較した。
このフィルターはCameraRAW でRAW データを現像する感覚でJPEG 等を補正できる。トーンカーブと組み合わせることで効率良く思い通りの調整が行えるだろう。
■ SILKYPIX Pro7 で特筆したいのは、フローティングウィンドウとして自由に配置と大きさが決められることだ。トーンカーブ調整が必要な場合は、1 クリックでフローティングウィンドウ化し、常用しているサブモニターの領域に拡大表示して試用している(口絵参照)■さらに最新バージョンのSILKYPIX Pro7 では、Photoshopでは調整レイヤーの「効果(輝度)」を併用しないと不可能だった、「L(輝度)」チャンネルのみの調整も可能になり、元画像の彩度を保ったままの調整も可能になった…
参加者全員による“ライト二ングトーク”
① WE 同人:マグナム・ファースト日本展の終了報告
② TN 会員:オランダ式風車内での360 度撮影を計画中
③ IF 会員:五月の撮影行の作品、現像時のフィルターワーク
④ IS 会員:入院の顛末と病巣記録画像
⑤ KM 会員:7/30 奏楽堂で記録動画撮影にチャレンジ
…etc.
シグマdp3 検証報告
⑥伊東会員:高感度撮影ではノイズが目立ったが、動体撮影では画像の消失に不安はあるものの、ピントも追従した料理撮影などでのホワイトバランスは好感が持てた…
⑦永冨会員:画角の制約もあったがスナップではそれなりに楽しめた/ スタジオで以前他機種で撮ったイメージと比べたが本格検証はこれから…
⑧遠藤副代表:缶飲料撮影でD800E と比べてみた、赤バラをモチーフとしたイメージ撮影は◎、一眼レフにも期待したい…
⑨平野講師:低照度ではピントの合掌、アンダー部のモアレのようなにじみ、色彩が薄くなる等の傾向が見られたが、光が充分にある状況では、解像感を生かした良好な結果が得られた
…etc.
研究講座「写真集を作ろう②」
平野正志講師
基本的には市販のサイズをそのまま使う。(サイズがそろう)A、Bさまざまなサイズがあるが、用紙の種類によってサイズが販売されていない場合もある。市販の紙を半分に切るなどして使用することも出来るが、大きさがそろわなくなる。最後に断裁を前提とするならカットした紙を使用したり、トンボ入り印刷も有効だ
■片面印刷にするか、両面印刷にするか?
用紙にもよるが、両面印刷では見開きページのレイアウトが可能だ…
※その他 用紙の種類、全体の構成、レイアウト…等々について解説した