DIGITABLE 第95 回勉強会レポート
DIGITABLE 第95 回勉強会レポート
2016 年5 月21 日 於:江東区亀戸文化センター 第2 会議室
正会員写真家 山崎健二郎氏が、5 月14 日に永眠されました 心よりご冥福をお祈りしもうしあげます(通夜式で山崎氏の遺作を囲んで)
Digitable 基礎講座「Photoshop での明るさ調整」:高木大輔講師
参加 者全員による“ライト二ングトーク”
Photoshop 研究講座「写真集を作ろう①」:平野正志講師
DIGITABLE 写真技術勉強会(HOME) http://www.digitable.info
正会員写真家 山崎健二郎氏が、5 月14 日に他界された
勉強会冒頭、参加者全員で山崎氏を偲び黙祷を行った
DIGITABLE2016 デジタルフォト基礎講座 第2 回
Photoshop での明るさ調整: 高木大輔講師
■ Photoshop での明るさ調整の基本はレベル補正とトーンカーブで、1990 年リリースのPhotoshop1.0 から搭載されていた。当時はデジタルカメラ以前の時代で、まず主にスキャニングされた画像の“ 入力レベル”を調整する必要があった
■「トーンカーブ」は、補正前のデータ値(入力レベル)と補正後のデータ値(出力レベル)の変化を線で表したもので、その線を調整することで画像の階調、色調、コントラスト、彩度といったほぼ全ての要素をコントロール出来る。「レベル補正」や「カラーバランス」などは他の機能でも同じことが可能だが、トーンカーブの機能は他の機能では補うことが出来ない■調整レイヤー上の明るさ調整には「明るさ・コントラスト」「レベル補正」「トーンカーブ」「露光量」の4つのコマンドがあるが、大きな補正に関しては、やはりレベル補正やトーンカーブの優位性がある
■調整レイヤー上には含まれていないが、色調補正の項目の最下段に「平均化(イコライズ)」というメニューが搭載されている。平均化(イコライズ)は、明るさのレベルの範囲全体を均等に表すように、画像のピクセルの明るさの値を再分布するもので、使い方によっては特殊な効果を発揮することも可能だ…
参加者全員による“ライト二ングトーク”
①NY会員:カメラで“撮られる”ポジションとスタイルの一工夫について
②IS会員:マグナム展でのワークショップ参加報告等
③EY会員:ゾーンプレート共同製作の提案等々
④IF会員:閉幕した「jukuいまさら」展のスライドショー報告,
⑤TN会員:水田と里山風景撮影による、階調表現の工夫
⑥IH会員:ホワイトホース(カナダ)でのオーロラ撮影紀行②、長時間露出とホワイトバランスについての談義等々
⑦Shirasy会員:Webサイトでのコンテンツ要素に関する考察。文書、パーツ、視覚アセットとしての写真(さらにinfo pictとしての写真と感覚的な写真)、movie、イラスト…
⑧KM会員:趣味の声楽活動と大学での勤務近況等々
⑨T講師:シグマから借用したdp3でのスタジオ撮影報告
…etc.
研究講座「写真集を作ろう①」
平野正志講師
11月の展覧会までに手作り写真集を製作、その作り方を解説していく。各自ページ数を決め、それぞれ小部数印刷したものを簡易製本で仕上げていく予定だ…
■デジタルカメラ撮影などデジタルデータからの取り込み、フォトショップに必要サイズの背景を新規作成し、レイヤーで一枚一枚を取り込む…
■調整を終えた画像は印刷に入る。製本は左綴じとして綴じの方向を決めよう。印刷もフォトショップ上から行うが、プリントオプションはデフォルトでは用紙中央に印刷となっているので、「綴じ代」分を左から何センチといった具合に調整する。横位置写真と縦位置写真で左からの距離を変え写真の配置をしてゆく…
■ページの作成は、綴じ方法とも関係するが、用紙を中央で綴じるような方法では、フォトショップではページ配置が複雑になる。インデザインなど、編集レイアウトソフトを使用すると簡単に自動でページ配置がされ、楽に印刷工程へと移行できる…