DIGITABLE 第88 回勉強会レポート

DIGITABLE 第88 回勉強会レポート
2015 年9 月19 日 於:亀戸文化センター 第3会議室


11 月に行われる記念勉強会と展覧会について説明する高木大輔講師

Digitable 基礎講座「レイヤーと調整レイヤー」:高木大輔講師
参加者全員による“ライト二ングトーク”「展覧会の展示内容について」(各自3 分)
研究講座「展覧会でのマット加工について」:平野正志講師
DIGITABLE 写真技術勉強会(HOME) https://www.digitable.info

DIGITABLE2015 デジタルフォト基礎講座 第5 回 高木大輔講師
「レイヤーと調整レイヤー」

レイヤーとはPhotoshop を代表する機能の一つで、画像をセル画のように何枚も重ねて使うことができる。重なり具合の効果や透明度を変更することで、合成や調整を容易に行うことができる。

■ Photoshop のレイヤーは、積み重ねられた透明フィルムのような構造になっており、透明部分では下のレイヤーが透けて見える。透明フィルムをスライドさせるように動かして、画像を希望の位置に配置することができる…

■「レイヤー」パレットには「補正」するための機能も搭載されていて、「調整レイヤー」と呼ぶ。「調整レイヤー」はレイヤーパレットに補正のためだけのレイヤーが作られ、補正内容の修正が行えるという便利なものである…

■ Photoshop での画像の明暗や色調の調整には、トーンカーブや色相彩度などの調整コマンドを調整レイヤーを利用して行うことがよりbetter だ。直接適用するのでは1 回ごとに後戻りが出来なくなるが、調整レイヤーを利用すれば何度でも再調整を繰り返すことができ、またその度に画像を痛めることも防げる…  (N 記)

参加者全員による“ライト二ングトーク”


今回は展覧会の候補写真についての発表が中心であった

IS 会員:銚子近辺で撮影したモノクロ写真
shirasy 会員:海岸などの風景写真
NY 会員:A2 サイズの人物写真
TE 会員:大阪通天閣の写真
YM 会員:人物写真。マタニティフォト等
KW 会員:神楽坂・街散歩の写真
TM 会員:風景などの写真。布プリントを検討中
KM 会員:地元の蓮田の写真。観賞用の蓮ではなくレンコンの蓮
IF 会員:夏のモノクロ写真
KN 会員:旅先でのスナップ写真
ST 会員:天城山で撮影したネイチャーフォト
TN 会員:大山千枚田で撮影した田んぼの写真
YK 会員:祇園山笠の写真

 

平野正志講師
研究講座「展覧会でのマット加工について」
11 月の展覧会に向けて、写真のマット加工方法を実技をまじえて解説した。

裏面にハレパネを貼って仕上げる為、うまく仕上げるにはたるみ等に気をつける必要がある。
マット加工が初めての会員も数名おり、マットの販売店や展示サイズの確認をして、加工の際の注意点やコツなどを紹介した。

今回の展示会では採用されなかったが、写真を取り外し可能な木枠を使ったマット加工についても解説した。  (N 記)