勉強会レポートテスト
2013 年10 月19 日 於:江東区森下文化センター 第四研修室
◎第6 回Digitable 基礎講座 2013 「調整レイヤーの各項目」:高木大輔 講師
■19 種類の調整レイヤーメニューをよく見ると4 段階(ステージ)に区切られている。最上段の4 項目は、主にデザイン的な作業に用いられるコマンドで、通常の写真作品用の調整にはあまり縁がない、いわばデザイナー向けのステージ。
中段上部の3 項目は明るさの調整に使われるコマンドで、写真調整の初心者から一番使われるステージだろう。その下の7
項目は色調の調整に用いられるパレットで、明るさの調整だけでは飽き足らない、言わば写真中級者から上級者向けのステージ。最下段の5
項目は通常の写真調整とは違った、主にアーティスティックな表現を望む人やや製版作業技術者用のためのステージだ。
■第一ステージ:(主にデザイナー向けのパレット類)
べた塗りはグラフィックでパスで切り抜いた商品や人物の周囲のカラーを変えたりするのに有効なツールだが、レイヤー効果を適用することによって、画像の明暗の調子や色味の調整に使うこともできる。
グラデーションもグラフィックの加工用と考えられるが、手軽に作れるグラデーションを利用して、例えば写真の奥側を明るくしたり、スタジオ白バックの左右の明るさのムラ取り等に便利に使える。これはムラが出やすい広角撮影での空の明暗調整にも有効。パターンもデザイン作業用途で通常の写真作品調整にはあまり縁がないが、スタジオ写真等でよく発生するパターンとして、グラデーション調整時における階段状のトーンジャンプの補正などには便利に使える。…(後略)
※以下 各ステージごとの機能を駆け足で検証した。
◎参加者全員による“ライト二ングトーク”(持ち時間3 分)
※今月は参加者多数につき抜粋で掲載します
YK 会員:デジタブル合宿の思い出をデジブックで
NY 会員:展覧会用のスライドショーとパノラマ「近郊」
IS 会員:松茸を食べながら楽しむ写真
SY 会員:写真を撮る行為、記憶、記録…についての考察
KS 会員:「自然な彩度」を利用して僅かに色を残す作品化
KM 会員:デザインスタジオとしての作品報告
MM 会員:街でみつけた面白さの作品
TE 会員:合宿で取り組んだ水滴及び水流の写真
EY 会員:11 月、12 月開催の写真職人展の案内
W 同人:スッテチングで10 億画素の撮影計画の顛末
TM さん:取り組んできた労作が出版された(今月の1枚参照)
◎Photoshop 研究講座「ブレの軽減(PhotoshopCC 新機能)」:平野正志 講師
■ PhotoshopCC から新たにブレの軽減という項目が加わったが、シャープの項目に追加された形でもあり、シャープのバリエーションと考えてよいだろう。結果はブレの軽減と同時に大きくシャープがかかる印象だ。
■起動すると自動で予測領域(ブレのある位置)を設定してプレビューを表示、すでに効果をかけている状態で表示される。画面全体も同じで、プレビュー中央をクリックしてみると未設定状態に戻って見え、効果を確認できる。
■ブレのない画像でもソースノイズは自動で適当な場所を選んでくる。かえって像を重ねて不明瞭になる場合もあるが、ブレのある画像ではずれた部分の薄いピクセルを省く効果はあるようだ。プレビュー画像を見ながら境界、滑らかさ、斑点の3つを適度に動かすのが重要なようだ、あくまでも
シャープの中にあるので、結果としては大きくシャープがかかるので、初期にはシャープをかけておかないほうがよさそうだ。ブレのない画像ではかえって画質を損なうので、注意が必要。