第62回勉強会レポート

2013年2月16日 於:江東区森下文化センター 第二研修室

◎Digitable 基礎講座2012 第9回 
高木大輔講師 SILKYPIX Developer Studio Pro5の新機能

昨年新登場となったDeveloper Studio Pro 5の新機能を中心に、画像の仕上げ機能を少し詳しく見ていこう。 ■最新の画像処理技術搭載 *HDR機能を搭載…一枚のRAWデータからHDR(ハイダイナミックレンジ)表現を実現、最新の画像処理技術を搭載した。一枚のRAWデータに含まれる情報を最大限利用し広大なダイナミックレンジの写真へ仕上げることができるので、白飛び・黒つぶれの少ない印象的な写真表現が可能だ。 *新アルゴリズムの高精度なAWB…高精度で色カブリを自動調整し適切な色再現。さらに新機能として「ミックス光補正」*を搭載し、画面内の異なる光源を自動判断して別々のホワイトバランス調整が可能となった。 *ノイズ処理の大幅向上…ノイズリダクションの改良によってノイズを大幅に抑制し、高感度撮影での可能性が広がった。ので、ほぼ全てのコマに違和感なくそのまま適用できた。超高感度で撮影された写真であっても解像度の喪失を抑えながらノイズの少ない結果を得ることが出来る。 その結果、従来ノイズが多くて諦めていた撮影方法を実現できる可能性も拡がるだろう。 ■「使いやすさ」の向上 *必要な画像の検索性が向上した「フォルダーツリー」の採用 *視認性の高い大きなコントロールが選べるスキン選択、アイコンをはじめとするマウスオーバーでの拡大表示 *ネイティブ64bit対応 …等々

◎参加者全員による“ライト二ングトーク” (各自持ち時間5 分)

TD講師:デジタブルの概略をビジターに説明 NY会員:iPadを使った画像鑑賞 YA会員:NUDE作品の紹介 AY会員:プリンターと測色について IS会員:節分祭の写真 EY会員:ELニッコールの解像力評価 YKさん:渋谷ライブハウスでの写真展予告 TMさん:Canon、Nikonのライブビュー比較 GKさん:自己紹介 恩田の森の作品について MKさん:心の目…Eyes on Mind HM講師:自作写真集62号

◎Photoshop 研究講座 平野正志 講師 「ダブルトーン印刷 その2」

ダブルトーン、トリプルトーン印刷を前提とするレイヤーを重ねて保存しておくことで、効果の適応度を調整して、印刷効果を調整できる。 1:背景レイヤー 2:背景レイヤーのコピー、焼きこみ背景などの調整用 3:背景レイヤーのコピー2・・・ダブルトーン印刷用 4:背景レイヤーのコピー3・・・トリプルトーン用、   グラデーションマップ・諧調の反転部分マスク 注意点としては、画像として画面で見えているものと、印刷では各レイヤーのみを印刷上で重ねてゆくわけで、重なって見えるレイヤー画像がそのまま印刷結果とならない、印刷結果と見えているものが一致しない状態であることは、認識しておくことが必要だろう。 そのうえで、透明度の調整などのさまざまな調整をテストしながら、テスト印刷を繰り返し。印刷結果で最善の結果を出すことが必要だろう。 ダブルトーン印刷で得られる効果は、微妙なもので、さほど大きなものではない。最近のプリンターでは一度塗りでも充分な印刷結果をもたらすことも、またソフト上でレンズフィルターなどの色調効果を加える事も可能となる。 ダブルトーンの重ねずり法は、あくまでもアナログ的な方法であるが、デジタル法とは違う効果があることも確かだろう

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DIGITABLE写真技術勉強会(HOME) http://www.digitable.info
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