第72回勉強会レポート


「アクション、バッチ、イメージプロセッサー」:高木大輔講師
参加 者全員による“ライト二ングトーク”(持ち時間5 分)
Photoshop 研究講座「フォトショップタイムラインとPDF スライドショー」:平野正志 講師

Digitable 基礎講座2013 第9 回 高木大輔講師
アクション、バッチ、イメージプロセッサー
Photoshop でのルーティンワークを解消するメニューについて解説する。
■アクション:Photoshop での一連の作業を記憶しておいて、必要な時に再利用できるようにする機能だ。いくつもの作業をその都度メニューから選択して実行する手順を、自動的に実行することができる。さらにバッチ機能を併用することにより、1 つのファイルだけでなく同一フォルダ内の複数のファイルに対して実行することができるので、手間がはぶけるだけでなく時間の短縮にもつながる。
例えば、大量の 画像を同一に調整したり、 Web に掲載するために サイズを変更保存しなければならないような場合などのルーティンワーク解消に大変便利な機能だ。

初期設定のアクションはデザイナー向けの加工メニューや、
アーティスティックな表現のコマンドが中心なようだ

■初期設定のアクション以外にも、自分でよく使用する一連の操作を記録して、オリジナルのアクションとして繰り返し使うことが出来る。新しいアクションを作成すると、記録が開始され、記録を中止するまでに使用したコマンドとツールが新規アクションに追加される。

自分でよく使用する一連の操作を記録して、
オリジナルのアクションとして繰り返し使うことが出来る

■「スクリプト」にある「イメージプロセッサー」を利用すると、ファイル縮小や保存形式の変更などを含めたアクションのバッチ処理が出来る。
処理する画像やフォルダの設定はもちろん、処理後の保存設定が大変便利で分かりやすい。

バッチ メニューのダイアログボックス

■ Photosop での自動処理のコツは、面倒がらずに自分のよく使う調整をアクション登録しておくことだ。あまり複雑にならないよう、単純なアクションに分けて細かく登録しておくと間違いがない。特に仕上げの作業に必要なシャープネス等は、最終段階でイメージプロセッサーでサイズや形式やサイズ、保存形式と同時に行うのが極めて効率的だ。

◎参加者全員による“ライト二ングトーク”
(各自持ち時間5 分)
T講師:今月から始めた予告ビデオと過去のアーカイヴ
EY会員:かつしかSヒルズで開催中の細江英公人間写真展
WE同人:スロベニア、アルメニア等での五輪関連取材記
NY会員:12月のNUDE撮影会作品、モノクロ表現で
KM会員:大雪の日の独自視点スナップ
SS会員:たまたま撮影した空にUFOが写っていた!!
SY会員:開発者のためのITカンファレンス 、Developers
Summit 2014 にユーザエクスペリエンスで参加
YK会員:最近の写真家活動をスライドショーで報告
H講師:facebook検索で見つけた同姓同名人物の相関図?

◎Photoshop 研究講座 平野正志 講師
「フォトショップタイムラインとPDFスライドショー」
■Photoshop自動処理にスライドショーが戻ってきた。一時消えて大変不便に思っていたので歓迎したい。特に新機能というのはないようだが、良く使う機能なので、自動処理に加わったことはたいへん便利に感じる。

Photoshop自動処理のスライドショー設定画面

■先ず出てくる、出力オプションでは「スライドショー」ではなく「複数ページドキュメント」が初期設定で選択されているので(Photoshopでpdf を作る機能なので、pdf 書類かスライドショーの選択がある)、ここを修正してスライドショーを選ぶ。別名保存でpdf に変更も出来るが、スライドショーにするには複数ページを統合する必要がある。

■アクロバットのファイル名は後に修正可能だ。
ページの並び順の修正、表示方法や時間の設定の変更が可能なのはもちろん、セキュリティーの設定などで、修正を不能にしたり、印刷できなくしたり、さまざまな設定が可能だ。

■Photoshopの「ウインドウ」の中にタイムラインという項目がある。ビデオ編集のようなソフトで単写真を並べてスライドショーを作成できる。
■基本はレイヤーのあるPSD データだが、MP4 への変換も出来、メディアプレーヤーで再生可能。

タイムラインはビデオ編集のようなソフト

■応用編として連写写真をタイムラインに並べ表示時間を短く修正する。並べれば連写した写真がコマ撮りの動画になる。

応用編として連写写真をタイムラインに並べると連写した写真がコマ撮りの動画になる。

今月の1枚:勉強会の前日は…何の日?!
心優しい女性会員からのプレゼント☆(涙)

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DIGITABLE 写真技術勉強会(HOME) http://www.digitable.info
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