第73回勉強会レポート


Digitable 基礎講座2013 第10 回 高木大輔講師
カメラコントロール、Eye-Fi、Wi-Fi 画像転送
デジタル撮影フローの決め手は“ いかに確実に画像確認す
るか?、効率的にデータを移動して利用するか? ” だが、
画像データの移動については新しく「転送による利用」が
トレンドになってきた。
■カメラ本体による画像確認
通常の撮影画像とファイル名が表示される標準モードに加
え、統合表示、ホワイトバランス確認用のRGB 各色のヒス
トグラム、カメラ設定の詳細表示モード、撮影画像に集中
できる全画面による表示モードなどがあり、好みに応じて
選択して設定出来るのでおさらいしておこう。
■カメラコントロールによる撮影
スタジオ撮影などでは、カメラと確認用のパソコンをケー
ブル接続してPC Contorol 撮影が多用される。
大きなモニターで隅々まで確認できるメリットはもちろ
ん、詳細なカメラの設定も大きな画面で確実に行える。
■ Eye-Fi 画像転送
身近な画像転送方法であるEye-Fi カードは無線機能を内蔵
しており、SD カードスロットで使用可能。カードをデジ
タルカメラから取り出したり、パソコンに接続することな
く、記録した写真データや動画データをパソコンやスマホ、
タブレット端末などに送ることができる。
■ Wi-Fi 画像転送
カメラ本体にWi-Fi を利用した画像転送機能を内蔵するカ
メラも登場してきた。
専用のアプリケーションを使用すれば、即座に画像転送で
きるばかりか、スマホやタブレット端末をモニター代わり
に使ってライブビューを利用した撮影も可能だ。
カメラから離れたところで確認しながらリモコンでシャッ
ターが切れるので、集合写真はもちろんさまざまなアイデ
アで撮影領域が広がるだろう。…(後略)
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参加者全員による“ライト二ングトーク”
(各自持ち時間5 分)
YK 会員:facebook の写真アルバム 近くイタリア撮影行
IS 会員:PC のデータが飛んでHDD のバックアップ模索中
SY 会員:i Phone の写真日記から“何を見てるか?”
IF 会員:冬の風景を美しいモノクロで、美ヶ原、裏磐梯
CameraRAW8.3 のヒストグラムスライダー調整も
KS 会員:土浦近郊の田圃の風景 スライドショー作品化
AY 会員:12 月撮影会の美しいモノクロプリント作品
EY 会員:ホテル撮影で背景窓の合成作品
NY 会員:D610 購入 バンドネオン奏者のポート作品
NK さん:イタリヤ写真雑誌記事の赤外画像処理のテク
翻訳研究中の報告 赤外用フィルターも入手した
今月の話題:Brigde の出力モードはどこへ行った?!
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Photoshop 研究講座 平野正志 講師
「ACDSee – Pro」
■画像ビュワーソフトで、RAW 現像ソフトも備え、「管理」、
「表示」、「処理」、「オンライン」のモードに分かれている。
すべての画像ファイル編集を非破壊編集できるということ
で、Jpeg も同様に処理できる。
■全体の構造はブリッジとよく似ている。
「表示」では一枚一枚の写真をサムネールから大きく表示で
きる。「現像」はいわゆるRAW 現像で、Jpeg も非破壊編集
になる。Jpeg をRAW 現像で開くフォトショップの操作と
同じようだ。「編集」は現像後の画像の処理にあたる。現像
同様に非常に多種の操作が可能だ。
■初期設定のファイル保存では別名保存でTIFF で保存され
るようだ。Jpeg など様々な形式で保存可能。
PSD 形式での保存も可能だが、レイヤーは表示できない。
またRAW ファイルの調整は現像でのXMP ファイルが同時
に残るフォトショップと違い、修正項目の記録であるXMP
ファイルは残らない。レイヤーなしのTiff で修正は元に戻
れないようだ。
■オンラインでは登録で2G の保存容量と無料アカウント
がもらえ、クラウド上に写真を整理・保存できる。
電子メール、フェースブック、ツイッターなどで写真やア
ルバムを共有できるとある。広告のないインターフェース
で、アルバム・スライドショーなどの公開も簡単に出来る
そうだ。クラウドに収納して、出先などで使用する今風の
使い方も2G の容量では心もとないながらも使えそうだ。
撮影、整理、修正、公開と一連の流れで構成されていて、
公開を目指す方にはよさそうな機能だ。
なお、サムネールの印刷・コンタクトシートの制作用ソフ
トしても便利に使える。…(後略)
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