DIGITABLE 第76 回勉強会レポート
2014 年6 月21 日 於:江東区森下文化センター 第二研修室
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Digitable 基礎講座「トーンカーブ②調整の実際」:高木大輔講師
参加 者全員による“ライト二ングトーク”(持ち時間5 分)
Photoshop 研究講座「シャープとハイパス」:平野正志 講師
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Digitable 基礎講座2014 第3 回 高木大輔講師
トーンカーブ②調整の実際
今回はまずトーンカーブの基本操作を確認した上で、シャドウ、ハイライトのトーンの調整や、コントラストの調整、色かぶりの調整など、階調補正の代表的な作例を詳しく見ていこう。
■トーンカーブの基本操作(コンポジットチャンネルで)トーンカーブでは、ダイアログ内の左下から右上に向かつて(RGB 調整の場合)表示されるカーブを操作する。
カーブの下側の面積が増えると画像は明るくなり、面積が減ると画像は暗くなる。中心部分を持ち上げると、画像全体が明るくなるが、この場合、カーブの傾斜は中間まできつくなり、中間を過ぎると緩やかになる。そのため、明るい部分は彩度が低くなり、暗い部分は彩度が高くなる。
■トーンカーブ調整実践編(各色チャンネルを使用して)シャドウ部のトーンだけを操作するには、あらかじめトーンカーブで中間調からハイライト側にかけてカーブが動かないよう固定ポイントを何点か置いてからシャドウ側のカーブを操作する。
作例のような大幅な調整ではコンポジットチャンネルの操作だけでは明るくなったことはなっても、彩度も失われたままで、お世辞にもきれいな画像とは言えない場合も多い。
通常ビキナーならここで諦めてしまうところだが、実はここから各色チャンネルの微調整により大幅に改善できる場合が多いのだ。
ここでは暗部側のG チャンネルを若干上げることにより、キャベツの葉のトーンがほぼ再現できた。
さらにB、R チャンネルのトーンカーブでカラーバランスを調整することにより空のトーンを出し明るさを演出することが出来た。このようにコンポジットと各色チャンネルの補正を組み合わせることにより、かなり大幅な補正も行えるのがトーンカーブ調整の醍醐味でもある。…(後略)
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トーンカーブ調整の実際について解説する高木大輔講師
コンポジットチャンネルの調整に加え、各色チャンネルでカラーバランスを補正する
トーンカーブ一つでここまで補正できた!
参加者全員による“ライト二ングトーク”
今月は参加者多数につき時間との闘い。掲載も抜粋する…
EY 会員:珍しいコマのカレンダー撮影報告
NY 会員:いろいろな環境光での複写結果のレポート
ST 会員:パリ旅行での撮影報告
AY 会員:江戸東京たてもの園でのスナップ作品
KT 会員: 震災三年後の福島原発周辺での撮影報告
SS 会員:習作で取り組んでいるモデル撮影報告
NK さん:チェコ旅行での撮影紀行報告
SM さん:靖国、新宿などの写真制作報告
MM 会員:竹下通りで見つけた感性溢れる習作を披露
WE 同人:小笠原でのフクロウ生態撮影の苦労談…
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Photoshop 研究講座 平野正志 講師
「シャープとハイパス」
■高画素の3600 万画素での撮影では、プリントシャープがどの程度必要か、シャープはアンシャープマスクか、ハイパスか、raw 現像シャープか、どれが適当なのだろうか。いろいろ比べてみよう。
■そのままではA4 出力には十分すぎる解像度でもあるので、[ 元画像] と[ フォトショップで解像度]、[RAW で縮小画像] の3 つを比べる。元画像の拡大は78%、そのほかは200%で明らかに元画像のシャープさが優れている。残り二つはほぼ同じだが、しいて言えばRAW からのほうが多少良く見える。
■スマートシャープとハイパスでどのような変化があるか試してみるが、いずれも、コントラストを上げくっきりとした印象で、シャープ感は上がるがかけすぎの状態では輪郭が強調されてしまう。特に背景が暗い場合などにはよりはっきりと輪郭が出てくるようだ。
またさらにトーンカーブ調整などをその上に加えればさらにコントラストが強調されて輪郭が目立つことになりそうだ。…(後略)
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