DIGITABLE 第89 回勉強会レポート

DIGITABLE 第89 回勉強会レポート
2015 年10 月17 日 於:江東区文化センター3F 第1 研修室

Digitable 基礎講座「その他の調整レイヤーの各項目」:高木大輔講師
参加者全員による“ライト二ングトーク”(各自3 分)
Photoshop 研究講座「被写界深度」:平野正志講師
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DIGITABLE2015 デジタルフォト基礎講座 第6 回 高木大輔講師
「その他の調整レイヤーの各項目」 

様々な調整項目がならんでいる調整レイヤーパレットの中で、普段あまりなじみのない機能を解説した。「露光量」「カラールックアップ」「特定色域の選択」を中心に、展覧会前の最後の調整に役立つ機能がないか再点検した。

■「露光量」は本来16bit や32bit でのHDR 画像を合成するときに露光段階の違うコマを作成するために開発されたもので、階調表現に差が出ることから16bit以上に変換しての作業をお勧めする。Photoshop CCからは「Camera RAW フィルター」が使用できるので、露出補正に使用するならそちらの方が強力で操作もしやすい…
■「カラールックアップ」は『Instagram 風の作品が簡単に作れる…』などと紹介されたりするが、本来は決してお手軽機能ではない。通常調整では難しい、複雑な演算による大きな補正効果を即座に演出することができる…
■「特定色域の選択」は画像のレッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー、マゼンタ、白色系、中間色系、ブラック系の9 領域で、それぞれCMYK の割合を変更することができる。通常のRGB 調整では十分な効果が得られない場合などにもひマスターしておきたい機能だ…       (N 記)

 

参加者全員による“ライトニングトーク”

MK 会員:金沢、黒部に一人旅をした際の写真を紹介
shirasy 会員:コミュニティサイトを利用した記念勉強会の申込み方法の解説
YM 会員:第一子誕生の報告
TN 会員:商品を回転させて撮影するツール開発
NY 会員:視覚による認識と記憶の割合についての考察
EY 会員:近日開催する「写真アートTOKYO 2015」の紹介
IF 会員:和紙など様々な紙を使った秋の写真のプリント
ST 会員:最近はまっている天城山の旅の写真
KW 会員:亀戸と四谷の街スナップを紹介
IS 会員:夏合宿の思い出。食事の写真と、迷子になってたどり着いた神社の写真を紹介
WE 会員:2016 年4 月に開催されるマグナム写真展企画の現状報告
KN 会員 :展覧会の作品をプリントする用紙について
TE 会員:サンライズ出雲に乗って訪れた旅の写真を紹介

平野正志講師
Photoshop 研究講座「被写界深度」
以前からの疑問に「マクロレンズは普通のレンズと違うのか」ということがあった。タムロンの90 ㎜、ニコンズームレンズ24 ㎜ -120 ㎜の90 ㎜(付近)で使用し比べてみることにする。

二つのレンズの大きさはさして変わらないし、マクロはレンズが繰り出すタイプ。スペックをカタログで調べるとほぼ同一で、同じ焦点距離のレンズは各メーカーでもほぼ同じだった。
しかし同じ90 ミリ、同じ位置からの撮影であるはずなのに画角が違うという結果が出て戸惑った。

ズームレンズのほうが広めに写り、マクロのほうがボケなども大きいという結果となった…(N 記)
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